スタッフブログ
2019/08/07 | 共働き住まい研究所
★断熱性がいい住まいは、夏も快適?
連日蒸し暑い日が続きますね。
35℃や40度などという気温が天気予報で聞こえてきます。
私(4〇歳)が小学校の時の夏の気温といえば
最高でも32℃程度だったと記憶しています。
このままいくと、あと何度上がるのかと
思うとぞっとします。
そこでやっっぱり新築するなら、性能が気になるわけです。
どこの住宅会社さんも「断熱」がはずせないスペックになってきました。
でも、ここで気を付けないといけないのが夏場についてです。
結論をいうと、
例え、業界最高水準の断熱性でも窓から入る日射を
コントロールしないと逆に室温が上昇してしまうということです。
高断熱の住宅は、日射を取り入れて
室内が暖かくなると魔法瓶のように熱を逃がしません。
↓勝美住宅のハイスペック(グランスタイル)と省エネ対策等級4のまあまあの断熱の住宅で実験してみました。
前日18:00に2階の吹抜けにあるエアコン1台を24度設定にして
翌日14時30分頃にサーモカメラで撮影。(2棟とも)
外気温は34度。
標示の温度は壁面の温度です。
窓は
グランスタイル:三枚ガラス、遮熱性あり
まあまあの断熱:二枚ガラス
窓からの熱の影響が大きく、窓の遮熱性能がとても大切なのが分かります。
室温(左1階)はこちら↓
だから、夏場の窓際の日射をいかに遮るかが重要になります。
日がは入りそうな部分の窓をなくす?
いえいえ、それでは冬場の室内は暗く寒々しくなってきます。
じゃあ、がんがんエアコンを使う?
それでは本末転倒です。
省エネルギーの住宅を考える時、
家の断熱性などのスペックを高めるだけでなく
自然エネルギーをコントロールする設計配慮がとても大切です。
省エネルギーな注文住宅を検討されている方は是非体感しに来てください。
ちなみに、どのモデルハウスでも室内に入ると
とても涼しく感じますが、30分程度滞在してみてください。
違いが分かります。
ご予約はこちら↓
プロフィール
年の差兄妹の育児に奮闘中の一級建築士。
「いいな!」と思った「住まいのアイデア」公開中。