妻の妊娠が分かった際、子どもの成長に合わせて、庭で遊ばせてやりたいと思ったのが大きいですね。もうひとつ、僕が生まれ育ったこの地域は祭りが盛んなこともあり、地元の人たちとの付き合いが濃い。そんな気心が知れた仲間たちを時々招いて、ワイワイと楽しくバーベキューをするのも夢でした。

1年以上かかりました。これから先も祭りに参加し続けたかったので、住みたい場所が限定された地域だったことが理由です。やっと希望に叶った土地を見つけ、契約する際、不動産屋さん指定の仲介業者が勝美さんでした。

実は土地を購入する前に、１０軒近い住宅メーカーや工務店に足を運んでいました。いろんな会社の営業さんと話しましたが、勝美さんの感じの良さを超える人はいませんでした。ですが、勝美さんを一度訪ねたきり、店舗に伺うこともなく一年以上経った時、土地の購入に際し、再度、勝美さんとつながるとは思いもしませんでした。

土地でお世話になったことで、とてもご縁を感じたのと、営業の方がとても信頼のおける方だったので、勝美さんにマイホームづくりを託そうと思いました。その際、自分が考えた間取りはもちろん、気密性や通気性、家事導線など、思いつく限りの要望を出し、設計士さんの提案を取り入れながら、満足ゆく家が完成しました。

飲みに行く回数が一気に減ったほど、住み心地は抜群です。顔となる広い玄関や家族のコミュニケーションを図りやすくするリビングに重点を置きました。あと、寒い家は嫌だったので、ＨＰで紹介されていた高断熱材のアクアフォームを取り入れました。棟梁からも「いい判断だった」と太鼓判を押されたほどです。冬場でも、家の中が寒いと思うことはありませんね。

阪神大震災を経験していたこともあり、強度に耐えられる家を建てたいと思っていました。施工中はご近所さんたちが、僕たち以上に見に行ってくれていて、「しっかりした基礎工事だった」「ちゃんとした造りだね」と報告してもらい、安心しました。こだわった自分の家を友人たちに紹介したくて、フェイスブックの内容は我が家の住宅情報になってしまいました(笑)。