平屋への強い憧れがありました。実家近くで広い土地を確保できたので、注文住宅に実績のある勝美さんに依頼しました。平屋は、構造的に安定していますし、１階で生活が完結できる効率の良さが魅力です。何より、どこにいても家族の様子が伝わってきて、コミュニケーションも取りやすいですしね。4LDKの間取りになりました。

平屋は外観が重要なので、勝美さんと何度も打ち合わせを重ね、片流れ屋根に決めました。ダイナミックな印象になったと思います。加えて、玄関周りの外壁にレッドシダーを貼って、デザイン性を高めました。今後は、天然木の経年変化も楽しめます。一方、プライバシーを守るため、玄関扉の前に道路からの視線を遮るコンクリート造の目隠し壁を作りました。腰の高さなので、圧迫感もありません。

新居で初めての冬を迎えたのですが以前、暮らしていた賃貸マンションとの違いをすでに実感しています。窓からの冷気が入ってこないので、朝起きても、室内の冷え込みを感じませんし、結露も出ません。床暖房との相性が良く、エアコンを使うことは滅多にないんです。はだしで室内を歩いていても平気なぐらいです。マンション時代は、分厚い靴下を履いていたのが信じられないです。かつて光熱費は３万円近くでしたが、今は１万円ほどです。スーパーウォールは、正直、値が・・・と思いましたが、それだけの価値はありました。快適さが違います。

外のノイズも気になりませんし、防音にも優れている思います。子どもがバタバタと走り回っていても、大きな声ではしゃいでいても、ご近所に迷惑をかけることはありません。伸び伸びと子育てができる住環境になりました。友人とのおしゃべりも心おきなく楽しめます(笑)

各スペースに大容量の収納を作ってもらいました。玄関収納は、子ども用の自転車やベビーカーなどといった大型のモノだけでなく、ここでコートも脱ぎ着しています。さらに家族全員の洋服を仕舞う大型のウォークインクローゼット、キッチン横のパントリーは、モノの定位置が決まったので、空間に生活感が出ることはもうないです。急な来客でも慌てなくなりました。

部屋の広さに加えて、窓の向こうはウッドデッキ、庭と続いているので、視線がぐんと抜けます。「開放感がある」と言ってもらえることは多いですね。境界を木製フェンスで囲ったので、プライバシーも確保でき、日中はカーテンを開けっぱなしにしています。夕方まで明るい、清々しい空間になりました。

がらりと生活パターンが変わりました。週末は、人が訪ねてくる賑やかな家になりました。マンション時代の休日は、何かと理由をつけて、家族で出掛けていましたからね。今はずっと家にいます。子どもたちは家の中や庭で遊んでいますし、僕たち夫婦は、家庭菜園やそれぞれの時間を楽しんでいます。新居には僕の書斎も作りましたので、在宅でも仕事に集中できる環境になりました。家族全員がくつろげる我が家が完成して満足しています。