■住吉大社
「住吉大社」に参拝してきました。
住吉大社は、大阪府大阪市住吉区にある神社で、全国に約2300社ある住吉神社の総本社です。摂津国の一の宮で、旧社格を官幣大社といいます。地元では「すみよっさん」と呼ばれ人々に親しまれており、初詣には毎年200万人を超える参拝客が訪れ大変賑わいます。古くから海の神として信仰されています。
御祭神:
第一本宮 底筒男命(そこつつのおのみこと)
第二本宮 中筒男命(なかつつのおのみこと)
第三本宮 表筒男命(うわつつのおのみこと)
第四本宮 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)=神功皇后(じんぐうこうごう)
■住吉鳥居
「住吉鳥居」は、角鳥居とも呼ばれ、柱が通常の鳥居のように円形ではなく四角いのが特徴です。
■反橋(そりばし)
「反橋(そりばし)」は、住吉の象徴として有名で、通称太鼓橋と呼ばれています。また、反橋の特徴のひとつは傾斜が急なことです。なお、慶長年間(1596年~1615年)に淀君が奉納したものといわれています。
■御本殿【国宝】
御本殿の配置は、境内奥の第一本宮から第三本宮までは東西に直線的に配置され、第四本宮は第三本宮の南側に並行に建てられていて、全国的にも大変珍しい建築配置になっています。あたかも船団が大海原を行くように建ち並ぶ姿は、「三社の縦に進むは魚鱗の備え、一社のひらくは鶴翼の構えあり、よって八陣の法をあらわす」とも言い伝えられています。
また、4棟全ての本殿が西を向いて配置されているのも特徴的です。通常、神社の本殿は南又は東向きに建てられていますが、神社の成り立ちから海に向かう西側を正面にしたものと考えられています。
柱は太い丸柱で礎石の上に立っており、柱・垂木・破風板は丹塗りになっています。柱間は横板張りで羽目板壁は白胡粉塗りとなっています。
屋根は桧皮葺で反りがなく切妻の力強い直線となっています。屋根上には千木と5本の四角堅魚木(かつおぎ)が乗っています。千木は屋根の上に飾られているX状の木(実際には、木は銅版で覆われています。)のことです。第一本宮から第三本宮の千木は上端が垂直に切られており、第四本宮の千木は上端が水平に切られています。
また、本殿の周囲には廻廊はなく、板玉垣、その外に荒忌垣があるのも特徴となっています。
■五所御前
「五所御前」は、第一本宮の南側にあり、石の玉垣に囲まれた中に杉の木が立っている場所です。(パワースポットだそうです。)
かつて、神功皇后が住吉大神をお祀りする場所を探されていた時、この杉の木に鷺が3羽とまったのを見て、大神がこの地を望んでいると考え、ここに大神をお祀りしたと伝えられている場所で「高天原(たかまがはら)」とも呼ばれています。
玉垣内は玉石が敷き詰められていて、玉石の幾つかには「五」「大」「力」のいずれか一文字が書かれています。「五」「大」「力」と書かれた三つの玉石を集めると体力、知力、福力、財力、寿力の「五大力」のうち一つを叶えてくれる心願成就のお守りになるとされています。
■住吉文庫
「住吉文庫」は、土蔵造りの建築物で御文庫(おぶんこ)と呼ばれています。享保8年(1723年)に大阪、京都、江戸の書籍商たちが書籍の成功を願って建立され、寄進した書籍が納められており、大阪最古の図書館とされています。
■石舞台【重要文化財】
「石舞台」は、「日本三舞台」(住吉大社・厳島神社・四天王寺)の1つに数えられ、重要文化財に指定されています。慶長年間(1596年~1615年)に豊臣秀頼によって、南側にある南門、東西楽所と共に寄進されたといわれています。毎年5月の卯の葉神事の時には雅楽が演じられるそうです。
■神兎〔翡翠の撫で兎〕
住吉大社では、神功皇后が住吉の地に住吉大伸をお祀りしたのが辛卯(かのとう)年の卯月卯日とされることから、兎(卯)は神様の使いとされているそうです。
翡翠の撫で兎を撫でると無病息災で過ごせるとのことです。
この他にも住吉大社には多くの摂社や末社がありますが、続きは後日にさせていただきます。
(参照:住吉大社ウェブサイト・案内説明)
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