みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
本日、二投目のブログになります。
さて、いよいよ梅雨時期に入りました。
あまり雨がふっていないようですが、ジメジメしていて、やっぱり嫌な時期です。
今年は短い梅雨期だといいと思います。
それとはまったく関係ないお話ですが、つい先日、こちらに
「お家の耐震が気になる」とご連絡をいただきました。
早速、お伺いを兼ねて調査をさせていただきました。
お話をお伺いしますと・・・築約23年ほど経っているお家で、
新築の当初からいいますと一部、リフォーム工事をされているとの事で、
その工事の際に、お家の壁や柱の状況を変更されているとの事で、
不安に思いご相談されたそうです。
(ちなみに、新築もリフォームも弊社は関わっておりません)
お家を見さしていただき、変更の箇所や、大切にしていただいていた
図面を元に、現状状態を確認させていただきました。見た目は、
リフォームされたせいか、そんなに古く見えなくて、パッと見た
雰囲気は、「少し壁や柱が少ないかな・・・」と感じる程度でした。
しかし、見た目ではわかりません。
調査した資料を後日、簡易な「構造計算」して判定してみました。
まずは、現状の入力。柱や壁、耐力壁等の建物を支える、「主要構造部」。
それと屋根の形状や、窓・開口部も入れていきます。
状態や、経年変化など、細かいデータや、地域によっても、建物にかかる
負荷が変わりますので、その指示も入力してきます。
(↓こんな感じですね・・・)
あとは、パソコンのソフトが計算をして、簡易ですが・・・
重ねて伝えますが、あくまで「簡易計算」という事で、実際の結果とは
変わる可能性がある事をお伝えした上で、こんな結果がでました。
(↓ 上の骨組みの3次元CGが現状。下の骨組みは地震被害想定3次元CG)
ひえぇぇぇぇぇぇ。
って、驚いている場合ではございません。
簡易判定の結果、「×」の「倒壊の恐れがある」との事でした。
今週はこの建物の構造補強計画を至急しないといけなくなりました。
僕は実家に帰させていただきま・・・・・いやいや、
正直、危ないです(汗。。。 急いで補強計画を策定します。
先日も記憶に新しいと思いますが、この兵庫でも阪神大震災を思い出すような
少し大きめの地震がありました。その大震災の教訓が生きたのか、当時に比べると
非常に被害は少なくて良かったと思っていた矢先ですが、まだまだこのような
建物が近くにあるとは、驚きと恐さを感じました。
これから、「構造補強リフォーム工事」の計画に入る予定ですが、
経過をブログにて報告できればと思います。
梅雨時期、ジメジメしますが、
「耐震してますか?」
NEXST 多田でした。