基本的な家庭向け電気料金の設定には4種類あります。
① 従量電灯A:一般のご家庭で最も多く加入されている基本的な電気料金設定です。
◇対象となるご家庭:
電灯または小型機器をご使用になるご家庭で、ご使用される最大需要容量が6kVA未満の方が対象です。
◇特徴:
1.最低料金の343.76円が最初の15kWhまで一律にかかります。
2.時間帯・曜日・季節によって使用区分はありません。
3.段階の料金設定になっており、電気使用量が増えるほど料金単価が高くなります。
◇ポイント:
電気代を節約のためには、省エネの家電製品などに買い替えるなどして、使用電力量ができるだけ料金単価のもっとも高くなる300kWhを超えないようにすることです。
② はぴeタイム:料金単価が電気を使用する時間帯や曜日・季節などによって変動します。
◇対象となるご家庭:
・朝夕と夜間の電気使用量が多いご家庭におすすめです。
・基本的に従来電灯Aに加入可能なご家庭で、電気使用量を料金単価が割安な時間帯にシフトできる方が対象です。
◇特徴:
1.料金単価が電気を使用する時間帯や曜日、季節によって異なる設定になっています。
2.割安な時間帯に電気使用量をシフトすることで、電気代を節約することができます。
3.家族だんらんの時間帯である7時から10時までと17時から23時は、割安な料金単価になっています。
4.23時から翌7時までは、割安な料金単価になっています。
5.土日・祝日等は休日扱いとなり、割安な料金の時間が増えます。
◇ポイント:
電気代を節約のためには、省エネの家電製品などに買い替えたり、電気の使用を割安な時間帯にシフトする等の工夫が必要になります。
<はぴeプラン>
家庭内の給湯・キッチン・冷暖房などすべての熱源を電気にすると、電気代がはぴeタイムよりさらに10%安くなります。(割引は1か月につき3,240円が上限になっています。)
◇対象となるご家庭:
はぴeプランにご加入可能なご家庭で、室内の給湯・キッチン・冷暖房などすべての熱源を電気でまかなうことをご希望される方が対象です。
◇はぴeプラン(オール電化住宅割引)の新規加入停止について:
平成27年4月1日以降は、「はぴeプラン」へ新規に加入することができなくなります。(平成27年3月31日までに電力会社と需給契約が成立した場合は加入できます。)ただし、平成27年3月31日時点で「はぴeプラン」に加入されているご家庭については、平成27年4月1日以降も転宅等による契約変更がない場合、割引は継続されます。
③ 時間帯別電灯:
◇対象となるご家庭:
基本的に従来電灯Aに加入可能なご家庭で、かつ電気使用量を昼間(7時~23時)から夜間(23時~翌7時)へシフトできる方が対象です。
◇特徴:
1. 料金単価が通常より23時から翌7時までは割安に、7時から23時までは割高に設定されています。
2.夜間(23時~翌7時)の電気使用量の割合が高いほど、電気代は安くなります。
④ 季時別電灯PS:
◇対象となるご家庭:
基本的に従来電灯Aに加入可能なご家庭で、かつ電気使用量をピーク時間以外の時間帯へシフトできる方が対象です。
◇特徴:
1. 電気料金単価が幾つかの時間帯や夏季により区分されています。
・夏のピーク時は、7月1日から9月30日の平日13時から16時までです。
・それ以外のオフピーク時間は、ピーク時間を除く7時から23時までです。
・夜間時間は23時~翌7時までです。
2.電気の使用をピーク時間から割安なオフピーク時間および夜間時間へシフトすることで、電気代を節約できます。
■太陽光発電とオール電化の組み合わせ:
太陽光発電を設置し家庭内の熱源機器をオール電化とすることで、昼間は太陽光で発電した電気でまかない、早朝や夜間は割安な料金単価の電気を購入するなど、1日の電気を使い分けることができます。また、余った電気は電力会社に高い単価で売電することもできます。
■家庭での消費エネルギー:
「給湯」は、家庭で使われるエネルギー消費の約1/3になるので、給湯分野における省エネ対策が重要になります。
■エコキュート:
エコキュートは、使う電気の3倍以上の熱エネルギーを得られる「ヒートポンプ技術」を応用した給湯器で省エネ性能が高く、割安な料金設定と組み合わせることで、さらにお得になります。なお、タンクに貯めている水(湯)は、災害などの非常時に生活用水として利用できます。
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