快適で健康的な暮らしを手に入れることができる健康リフォームがあります。見た目の美しさも大切ですが、一番くつろげる住まいを快適にすることが大切です。
※ヒートショック対策
ヒートショックとは急激な温度変化によって体に及ぼす影響のことです。 急激な温度変化により血圧が急変動したり、脈伯が速くなったり、場合によっては脳卒中や心筋梗塞、脳出血を引き起こすなど、深刻な事故につながることもあります。
○浴室暖房
寒い冬場は高血圧のお年寄りの方には、脱衣時や入浴時の急激な温度変化が心臓に負担をかけるため注意が必要です。 下のグラフにみられるように、入浴中に亡くなられる方は12月から3月にかけて多くなる傾向にあります。浴室の温度が低いほど血圧変動が激しいといわれています。浴室は常に暖かくしておくことが必要です。
お湯につかることで生じる温度差を見てみると、夏場は13℃だったものが冬場には32℃にまで広がる。この大きな温度差が激しい血圧変動をおこし、入浴中の事故を引き起こす可能性が高くなります。
浴室暖房は浴室乾燥にも早変わり。 雨の日はもちろん、花粉やホコリなどで野外に干したくない場合もとても便利で快適です。さらに、温風と換気で浴室内の水分を除去し、カビの発生を抑え嫌な臭いを排出します。
○断熱性能改善
住まいの快適性は家の中の温度差をなくすことが大きなポイントです。 健康面から考えても室内空間の温度差や室内から廊下、部屋をうつったときの温度差は血圧の急激な変動を誘発し、高齢者や血圧に不安のある方には大きな負担となります。 高気密・高断熱にすることで家の中の温度差を解消し快適で健康的な空間づくりが可能となります。
床暖房
温水式床暖房は、熱の“ふく射”を利用した暖房方式です。暖かいお湯を床面で暖めることで自然な空気の流れが生じ、室内の上下温度差が小さくなるので、室温が低くても部屋全体に暖かさが十分に行き渡ります。足元を中心に暖めることで、冬場のつらい足先の冷えにも効果的です。また、室内の空気を燃焼しないため空気の汚れや嫌なニオイもないクリーンな暖房方法です。
※アレルギー対策
アレルギーを引き起こす原因は様々です。また、家と無関係ではありません。家に使われている材料に加え、家具、家電からでる有害物質や畳に発生するダニ、空調機によって舞い上がるほこりにより健康に悪影響が出ています。 アレルギー対策のリフォームをすることで、花粉症やアトピーの症状が激減したという事例もあります
漆喰
漆喰は、石灰を主原料とし、長く日本で使われてきた伝統的な天然素材です。高い調湿性と断熱性があり、結露の防止に効果があります。また、耐火性に優れ、シックハウス症候群の原因とも言われるホルムアルデヒドを吸着・分解します。高アルカリ性であるため、防カビ・抗菌作用もあります。
畳
畳のリフォームには、従来のい草で表替えや取替えももちろん風合いがあり良いのですが、発砲スチロールなどの畳床に化学繊維などからできた畳表を使用したリフォームをおすすめしています。ダニやカビの発生をおさえますので、小さなお子様も安心して、畳の上で横になっていただくことができます。表替えは普通の畳と同じように可能です。
無垢材
無垢材は、自然の木そのものを加工した木材です。木本来のやわらかな肌触りやぬくもりは、無垢材ならではの持ち味です。自然の木目の美しさや木の香りは心身をリラックスさせてくれます。また、断熱性が高く、保湿・保温作用にも優れているため、冬場の底冷えも軽減されます。ただし、自然素材であるため気温や湿度の変化にともない、反りや曲がりなどが生じる可能性があります。長く使うほどに深みが増し、色の変化や反り、隙、キズも木の持つ味わいだと感じていただける方にはおすすめです。