おはようございます。
朝晩は暖房をつけたいなあと思うように、寒くなってきました。
もうそろそろ、うっすら曇った窓越しの冬の景色が見える季節です。
さて、このうっすら曇った窓の正体はみなさんご存じのとおり【結露】です。
こんな記事をみました。
洗剤を使って結露を防ぐ!!
洗剤を溶かした水で絞った雑巾で窓を拭けば、結露しないというものでした。
これは、間違いです。
窓の結露が防げるのではなく、結露して見えなくなるだけで
窓ガラスの上やサッシには、水は残った状態のままなのです。
これは、洗剤に含まれる界面活性剤という物質によるもので
結露の正体である小さな水の水滴が、水滴の形状のままで維持することができなくなるからです。
そもそも、結露というのは室内の水分が水という形となって
室内温度よりも低い温度の物質上に現れる現象です。
この空気中の水を排除するには、換気するしか方法はありません。
高断熱高気密な住宅が普及していますが、こんな高性能な住宅ほど換気が必要なことを
認識しておく必要があります。
二重窓にして、窓が結露しなくなったとしても、空気中の水分は以前と変わらず存在します。
太陽の当たらない収納の中など、見えないところで結露が発生しているかもしれません。
サッシなどの断熱工事も、十分な換気計画が必要です。